少々苦労するミニ四駆のゴミ分別

ミニ四駆をゴミに捨てる場合は、どのように分別すればよいでしょうか。実はミニ四駆は、ゴミの分別をするのに少々苦労する製品です。というのも、いろいろな素材で作られているからです。

基本は、プラスチックとなります。ボディやシャーシなど、枠組みとなる部分はプラスチックでできています。また、ギヤ類などの細かい部品もプラスチックでできています。しかし、モーターやシャフトなどは、金属製です。

また、タイヤはゴムやスポンジなどでできています。厳密に考えると、ボディにはられたシールも、はがせば紙類となります。そして中の電池もまた、違う素材だといえます。このようにミニ四駆を捨てる場合は、各パーツの素材ごとに、ゴミを分別する必要があります。そこに少々の苦労があるのです。

そして、ゴミの分別方法は各市町村によって異なります。例えばプラスチック一つとってみても、容器包装用のプラスチックだけは分別してあとは可燃ゴミでよい、という市町村がある一方で、容器包装用・硬質・軟質と三種類にプラスチックの分別が必要な市町村もあります。
したがってミニ四駆も、分解したあとは市町村の定めたルールに従って、ゴミを分別する必要があります。

なお、ミニ四駆で遊ぶのは一定年齢以下のお子さんが多いでしょうが、それを分解してゴミ分別する過程には、教育的効果があるかもしれません。どのパーツが何からできているのか、そして自分が住む地域ではそれらをどう分別して捨てる必要があるかを、自然と学ぶことができるからです。

ですから、もしお子さんがミニ四駆を捨てようと考えているならば、それを分解して、ゴミ分別する過程を、親御さんが見守り、助言をしてあげるとよいのではないでしょうか。

また、「これは何に分別すればよいか」と迷うこともあるでしょうが、そんなときは市町村に直接尋ねると間違いがありません。ホームページにもどの素材はどのゴミに分別するかが提示されていますし、それでもわからなければ電話をすればよいでしょう。