不用品になったコーヒー豆や使用済みのかすを捨てるのはもったいない!脱臭剤として再活用
喫茶店を経営している方であれば、お客様に美味しいレギュラーコーヒーを提供するために、普段からコーヒー豆を大量に仕入れることも、特に珍しいことではないはずです。
あるいは日頃からコーヒーを愛飲している方の中にも、自宅でコーヒー豆を挽いて、本格的なレギュラーコーヒーを楽しむケースもあることでしょう。
コーヒー豆を挽いてから味わうレギュラーコーヒーの魅力には色々ありますが、コーヒー独自の香りを堪能できることもその1つ。様々な産地や品種ごとに香りを比べながら、お気に入りの豆を選んで味わう一杯のコーヒーは、格別にちがいありません。
しかしそんな喫茶店の経営者や愛好家であっても、不用品になったコーヒー豆あるいは使用済みのコーヒーかすを、そのまま捨てるケースが数多く目立ちます。
もちろん消費期限切れで品質が落ちたコーヒー豆であれば、それをお客様へ提供するわけにはいきませんし、使用済みのコーヒーかすも捨てなければ、やはりゴミが溜まって不衛生に感じるでしょう。
実はそんなコーヒーの豆やかすであっても、上手に再活用できる方法があります。それは脱臭剤として利用すること。コーヒーは強いニオイを発することで知られますが、同時に他のニオイも吸収しやすい性質があるのです。
この性質を活かして脱臭剤にすれば、不用品になったコーヒー豆も無駄にはなりませんし、使用済みのコーヒーかすのゴミも減って、エコ社会の実現にも貢献できるでしょう。
では具体的にどのように脱臭剤を作ればよいのでしょうか。まず冷蔵庫用の脱臭剤から説明します。不用品になったコーヒー豆であれば、それを挽いて粉状にしてから小皿の上に適量を盛って、冷蔵庫に入れるだけでOK。
またフィルターに残ったコーヒーかすの場合も、熱を冷ましてから適当な大きさのお皿に乗せ、ラップをせずに冷蔵庫へ入れておきます。およそ2日から3日ほどで交換すれば、冷蔵庫の嫌な臭いを効率よく吸収してくれるでしょう。
もう少し長持ちして汎用性のある脱臭剤にしたいなら、コーヒーの水分を完全に飛ばして、カビを生やさないようにしなければなりません。そのためにはフライパンで煎る、電子レンジにかける、または屋外で自然乾燥させるなどして、徹底的に乾燥させることが大切なポイントになります。その後は適量をガーゼ等に包んで、臭いが気になる箇所へ置くだけ。例えばお店では生ゴミが出る調理場やお客様が使用するトイレ、あるいは自宅であれば玄関のシューズクローゼットや、湿気の多い押入れ辺りが最適でしょう。